Rich Dad Poor Dad2(Kiyosaki, Robert T.)

1. 安定した仕事など存在しない。

「学校を卒業して安全で安定した仕事に就く」という考え方は、1930年代以前に生まれた人々にのみ当てはまります。

モバイル電子書籍：124ページ

人間の平均寿命が延びている中で、上記のように安定した仕事など存在しないと思います。昔は60歳まで生きるのが長寿と言われていましたが、今は60歳代はあっという間に過ぎ去り、韓国の平均年齢は83歳だと知っています。もちろん、他の多くの国でも同じだと思います。ほとんどの人は60歳まで会社員として生きるのが困難なので、それ以降も生きなければならない私たちは、その後に何かやることを見つけなければなりません。もちろん、専門職やビジネスを持っていれば、一生続けられる仕事に就くこともできますが、少数派なので、普通の人はさらに努力しなければなりません。私は作家として将来のキャリアを始めたばかりですが、年をとっても続けられると思っています。もちろん、別のビジネスを始めたら変わる可能性もあります。安定を求めるよりも、将来何をすべきかを探ったほうがいいと思います。 

2. お金のためではなく、時間のために働きましょう。

私が金持ち父さんから多くを学べた理由の一つは、父さんが私に教えるための自由な時間をたくさん持っていたからです。

モバイル電子書籍：142ページ 

私が思う最も理想的な金持ちの人生とは、あまり働かず、家族と過ごす時間が多い人です。お金に執着して生きていたら、自分の人生がどこにあるのかわからなくなると思います。私は子供たちと一緒に過ごし、成長していく姿を見守りたいのです。子どもたちが成長するにつれて、もっと多くのことを教え、もっと多くの経験をさせ、もっと多くの思い出を作っていきたい。そのために私はお金を稼いでいるのだと思います。そのためには、私自身も経済的自由を手に入れ、より少ない仕事でも十分なお金を稼げる父親になる必要があります。ロバート・キヨサキの4象限（E：サラリーマン、S：自営業または専門職、B：ビジネスマン、I：投資家）私は現在サラリーマンで、Sでブロガーやライターとして働いており、Bはなく、Iで株式投資をしています。今後はB象限でキャッシュフローを創出し、最終的にはS、B、Iの領域に進むつもりです。いずれサラリーマン生活も（50歳を過ぎれば）終わるので、その後の人生をもっと頑張って生きていきたいと思います。 

3. 失敗し続けましょう。 

「自分自身について最も多くを学べるのは、失敗したときです。だから失敗を恐れないでください。なぜなら、失敗は成功への過程の一つだからです。失敗がなければ、成功はありません。」 

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現在販売されているすべての製品、商品、サービスは、度重なる失敗を通じて今の姿になっています。もちろん、今も失敗を繰り返しながら、修正、変更、改善され続けています。失敗しなければ変化はなく、よどんでいれば必ず淘汰されます。谷の水は動き続けているので腐らず、いろいろな魚が生息しますが、よどんだ水は腐り、悪臭を放ち、虫がわくはずです。人間も同じだと思います。私が元気に歩けるのは、若い時に何度も転んだからであり、私の行動は過去の多くの失敗体験を排除した最も効率的なものである。何かを考えるのは、過去の失敗体験に基づいて偏った考えをしているからである。失敗しなければ変わることはできない。成功は無限の失敗があるからである。だから、失敗し続け、挑戦し続けなければならない。 

4. 成功は他の人とは違う道にある。

お金持ちになりたければ、群衆に従うのではなく、独立して自律的に考えなければなりません。

モバイル電子書籍：349ページ 

たとえば、YouTube、Netflix、Coupang Playなど、現在私たちが楽しく見ているOTT製品はたくさんあります。私たちは毎月一定の金額をそれらの企業に支払い、そのサービスを楽しんでいます。ほとんどの人は、サービスを提供することを考えることなく、ただサービスを楽しんで、お金持ちになることを夢見ています。したがって、お金持ちになるためには、他人に役立つサービスを提供しながら利益を上げることができる生産者にならなければなりません。ビル・ゲイツ（マイクロソフト）は、誰もがコンピュータを使いこなせるように、オペレーティングシステムやユーティリティソフトウェアサービスを提供しました。ジェフ・ベゾス（アマゾン）は、誰もが自宅から便利に購入できるように、オンライン購入プラットフォームを提供しました。マーク・ザッカーバーグ（メタ）は、私たちが世界中どこにいても現在の状況を共有できるように、プラットフォームを提供しました。このようにお金持ちになった人の多くは、他人にサービスを提供して、その利益でお金持ちになった人です。ただサービスを利用する群衆になるのではなく、自立して自分のアイデア（他人の役に立つようなアイデア）を提供すればお金持ちになれると私は信じています。

5. 独自のシステムを構築する

私はいつか、快適で安全な巣を離れ、独自のシステムを作らなければならないことを知っていました。

モバイル電子書籍：379ページ

ここでのシステムとは、多くの人の助けを借りて大きなキャッシュフロー図を作成するシステムであり、多くの労力を必要とする専門的な仕事ではありません。たとえば、会社のさまざまなサービスが考えられます。私たちがインターネットを便利に使用しているのは、Yahoo、Google、Naverなどのポータルサイトが、インターネットで情報を見つけるのに役立つサービスを提供しているからです。
これらの企業のシステムは多くの人の力で運営されており、CEOが辞めてもこのシステムがある限り儲け続けるでしょう。
もちろん、CEOがトレンドについていき、新しい技術を生み出す能力がなければ、倒産するでしょう。多くの人の力を借りて大きなシステムを運営することが、お金持ちになるための必須要素だと思います。

6. 他人（政府）に頼らない

国民は依然として、経済や医療の問題をすべて政府が解決してくれることを期待しています。しかし、これは単なる空虚な期待に過ぎません。

モバイル電子書籍: 429ページ

政府の政策は私たちの生活に大きな影響を与えます。しかし、それが私たちの生活を完全に解決するわけではありません。政策は各政治家の利益に応じて修正され、変更されますが、あなたはその中に含まれていないことを心に留めておく必要があります。特定の政党は自分たちの利益のみを追求し、実際には国民のことを考えている人はほとんどいません。だからこそ、自分の能力を信じて自分のシステムを構築し、政治の話をして時間を無駄にするよりも、自分自身を成長させることに注力するのが正しいと思います。ネットでいろいろなことを話しても、彼らの耳には届きません。その時間を議論に使って、さらに自分を磨き、よりよい生活を送ることに努めたほうがいいと思います。

7. 公平な世界や国はありません。

金持ちが持っているものを貧乏人と分かち合えば、世界は公平になると考える人もいます。まあ、誰も世界は公平だなんて言っていません。そして、世界を公平にしようと努力すればするほど、私たちは自由を失っていきます。

モバイル電子書籍: 436ページ

私たちの状況はそれぞれ異なり、同じ人は二人といません。たとえ裕福に生まれても、他の問題を抱えて生きていますし、たとえ貧乏に生まれても、問題を抱えて生きています。ですから、私たちは皆、自分自身の問題を抱えて生きています。ですから、金持ちを羨む必要はありませんし、貧乏人を無視すべきでもありません。世界を公平にすると主張する政策のほとんどは、私たちの税金を使って実行され、すぐに増税を通じて実行されます。この政策が世界を公平にするだろうと単純に考えるのは大きな間違いです。最低賃金が引き上げられたとき、最初は労働者にとって良かったかもしれませんが、時給が上がると、企業は人件費の増加に相当する利益を上げるために自動的に価格を上げます。その後も物価が高いと文句を言うなら、あなたは猿のような猿と何ら変わりません。今の生活が少し良くなるだろうと単純に考えるのではなく、次に何が起こるかを予測し、それが正しいかどうか判断すべきです。
8. 誰もが潜在能力を持っています。
あなたは今、経済的に成功するために必要なものをすべて持っています。神から与えられた自然な能力を引き出すために必要なのは、あなたの願望、決意、そしてあなたには独自の才能と天才があるという信念だけです。
モバイル電子書籍: 547ページ
人は誰でも可能性を持っており、それぞれに才能があります。私は自分に文章を書く才能があるとは知りませんでしたが、本を読んで書評を書いているうちに文章を書くのが楽しくなり、本を書き、副業も手に入れました。どんなことに成功するかに関わらず、人はそれぞれに才能を持っています。それを見つけることが人生最大の課題であり、見つけなければならない目的地です。人生を振り返り、さまざまなことを経験して、自分が本当に得意なことを見つけてほしいと思います。そうすれば、必ず報われると思います。